戦闘ヘリ×ニコラス・ケイジのジェネリック「トップガン」。
ビデオゲームで訓練したり、別れた奥さんとヨリ戻したりして最終的にヘリ操縦のスペシャリストでもある敵の傭兵をやっつける。これで南米の麻薬組織もめでたく壊滅という、あまりリアリティのないストーリー。
当時流行していた青春映画のテンプレに「メンター的立場のひとが途中で死ぬ」（＝主人公の挫折／通過儀礼）というのがあるので、トミーリージョーンズニキ死ぬんかーと思ってたら、大怪我は負うけどまさかの健在でびっくり。
テンプレを使うなら思いっきりやるべきで、ひねるのは悪手だと思ってる。そのあたりを韓国映画パイセンはよくわかってる。
ニコラス・ケイジの圧倒的二枚目演技もすごくって、でもそこは笑うところではないみたいで辛かった。
貴重なヘリの映像で一部のミリタリーマニアの間で人気だったとのこと。
ヘリ搭載のスティンガーを取り外してマニュアルで打つくだりよかった。いま現在、ウクライナで活躍してるスティンガーはこんな昔からあったんだね。
そうそう戸田奈津子先生の仕事を当てられる能力も発動したけど、この字幕はそんな変じゃなかった。でも傍点がやたら多い。
軽くて面白いけど視聴困難なままになってる変な映画だった。
