このレビューはネタバレを含みます
【人の記憶と都市の記憶】
遠い昔にどこかの名画座で見て、最近BS録画にて久しぶりに再鑑賞しました。
内容はほとんど忘れていましたが、いかにものフランス映画だなと思いました。
広島の原爆惨禍を語…
アレン・レネ監督作。
戦後の広島を舞台にフランス人の女と日本人の男の短期間の愛の日々を描く。
ハネケ監督作『愛、アムール』に出てたおばあちゃん女優エマニュエル・リヴァが今作の主人公。まさかの再会。若…
アラン・レネ的な、全てがレネによって作り出された虚構のような撮り方(『去年、マリエンパートで』と同じ)はこの映画の持ち味なのだが、男女の恋愛会話劇に広島の原爆が利用されている感が否めないのは、僕が広…
>>続きを読む過去のトラウマを扱っている点で『去年マリエンバートで』に近いのだけど、『マリエンバート』がトラウマによって深さが断ち切られた結果として、全てが横滑りし続けていく平面的な演劇だったのとは対照的に、この…
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最初は、情事の男女の肌が流れたと思ったら、原爆についてのドキュメンタリー的な流れ、フランス人女性と日本人男性の問答がナレーションとして入る
非常に印象的なオープニング
白黒だから表現できる肌の妖艶…
アラン・レネ監督、エマニュエル・リヴァ、岡田英次主演。
復興進む広島を舞台に、戦争によって互いに心に傷を負った男と女が織り成す恋愛ドラマ。
復興。
戦争による破壊と復興、男女間の失恋と得恋。戦争…