理性で捉えられないからこそ理性の先に起こったもの、それを語ることは理性を前提とする、だからそれを映像と言葉として捉えようとする、それによって近代を乗り越えようとする、けどこうやって残してもいつか忘れ…
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そのフランス語発音が、エロティックに響く。
冒頭のラブシーンが印象的。
戦中、敵国同士だった男女。
だが、互いに戦争の傷を抱えるふたりが悲劇の地・広島で出逢い、束の間の情事に…
戦後から十年たち復興してきた広島で交わされるフランス人女優と日本人との刹那の情事が、原爆をめぐる価値観の相違によりいつしか彼らの過去のイメージがフラッシュアップされ、やがてそれが愛の不毛から個人を超…
>>続きを読むエマニュエルリヴァは「愛、アムール」が近年印象に残っている。本作で彼女の頬に手を添えるシーン。勝手に重なって胸にきた。
核兵器を投下され、戦後復興に勤しむ広島が舞台。そこに反戦映画を撮るため来日…
マルグリット・デュラス脚本、アラン・レネ監督。戦後14年、心に傷を負ったフランス女性と日本人男性が広島で一夜を共にする話かとわかりにくい会話を読み解きながら理解したつもりになっていたら、ラストの会話…
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