【渋谷TSUTAYA VHS回収】
ソクーロフの最初期作。
農村に暮らすマリアたちの生活を記録した前半と、数年後にその映像を上映するために再び訪れる後半の二部構成。
前半の印象としては、「初期のソクーロフってこんなに見やすかったんだ!」という驚き。
農村の生活という題材は後の作品でも感じるものの、カメラの動きも多くカットも多めで、あのとにかくゆったりしたソクーロフのイメージとはだいぶ違っていた。
ただ、後半に入って農村に再訪するまでの長尺ドライブ映像で、“いつもの”ソクーロフが顔を覗かせる。
とはいえ全体で40分と見やすくバランスもいいので、ソクーロフ入門には最適だと思った。(見る手段だけがネックか)
マリアの娘タマーラの夫、25歳にしてアルピー平子の貫禄。