僕のチャンスは6分の1
君のチャンスは6分の5
自分がいくら足掻いても、コイツには一生叶わないなって人間は絶対いて、主人公のシャルル青年にとっては、いとこのポールがそれだったんだと思う。上京したての頃に観たかった。
メインの舞台にして度々若者の巣窟となるポールの実家アパートは、ポールそのものだった。部屋って人間を表すと思う。
燭台の灯がスポットライトみたいに役者を照らしたり、レコードをかけて遊んだり。コーヒーにお酒にと、毎日が享楽極まりない生活スタイル。
主人公シャルルは背格好も含めデイヴ・フランコに似てると思った。
おじさんが、フロレンスをまんまとやりこめ、ポールとくっつけるシーンは見入った。