努力で生き延びてる系人間の私には死ぬほど見るのが辛い映画でした。
オープニングの濡れた道路と濃淡の濃い画面にフィルムノワールを感じた。
拳銃のググン!てアップはヒッチコックみたい。
女も男も性…
シャブロルの初期の映画は初めて見たが、サスペンス映画と撮った晩年の彼の原点のようなものが感じられた。
俳優たちの演技もそうだが、アンリ・ドカの撮影や、音楽の使い方も良かった(特にラストシーンのレコー…
ヌーベルバーグ期の作品を見れば見るほど、パリってモノクロのが素敵に見える気がしてしまうのは私だけ?
車でパリを走るシーンは、パリに訪れてドライブしたい!って思わせてくれるくらい素敵なシーン。
そし…
夏目漱石が1950年代のフランスを舞台に「三四郎」を書いたらこんな感じになったのかもしれない。
あまりに痛々しく常に不安そうなシャルルは見ていて辛くなります。
最後のあたりはシャブロル後年の犯罪映…