演劇において俳優はその身を以て登場人物として一回限りの生を生きる。
その間俳優の中では役者としての自己と登場人物としての自己とが二重に存在し、両者間での緊張関係が発生する。
己を役に溶かし込むこと…
「孤独は夜を知ってる?」カサヴェテスの映画孤独と戦うのが、根底にあるような気がする。そして老い。
幽霊と戦ってる時のジーナローランズには何か宿っている。
ジム・ジャームッシュがあまりの美しさに、『ナ…
見終わってあまりの凄さに呆然。全身女優ジーナ・ローランズが全身女優を演じ、カサヴェテスが撮る。
老いを感じ始めた大女優。舞台の稽古後に若い女性の不慮の事故に出くわし……。
舞台で繰り広げられる物語…
精神的肉体的に壊れていく舞台女優のお話。
グロリアでの最強な彼女のイメージが強いがこちらも負けてない、儚く脆い面もあるが。
ラストの舞台シーンは見応えがあった。あれほど泥酔して壊れていても、魂は燃え…
このレビューはネタバレを含みます
なんか良かったなあ。緊張感があってゾクゾクしながら観て、観終わったときにはすっきりしていた。若さがあった頃の自分と決別する一方で、老いを安直に受け入れようとしない。その過程が実生活・幻想・舞台で重層…
>>続きを読む主演女優演じるジーナ・ローランズが舞台において生々しくその身体を投げ出して燃焼させる一方、バックヤードにおいては彼女の生の断片として切り取られた瞬間が至るところに爆発し、ライブ感溢れる即興的な身振り…
>>続きを読む(C)1977 Faces Distribution Corporation