ぽち

オープニング・ナイトのぽちのレビュー・感想・評価

オープニング・ナイト(1978年製作の映画)
1.1
ローランズの熱演から高い評価を得ている作品だが、肌に合わなかった。

女優賞を取ったほどの演技と言うことだが、これが私にはオーバーアクトに見え、ラスト付近の泥酔演技など笑いが出てしまった。

そして一番辛かったのが脚本と演出の悪さ。
オチは元彼と舞台のラストを即興で演じ大喝采でざまあみろ演出家、ってことだが映画全てをまるで即興で演じているようで、それを無理やりつないで後からストーリーを付けたような脚本。
全てのキャラが何がしたいのか何を考えているのかまったく見えない。

その崩壊寸前の中でいくら熱演されても白々しいだけで感動はなかった。
演技に関して知識などないのだが、もしかして演技にも流行があるのだろうか?制作された1977年頃だとこの演技が熱演と言うことだった?

ま、歩けない泥酔が舞台終わりにはシャキッとしているってのもありえないし、そこらへんからも脚本のいい加減さが見えてしまう。

一瞬だけどピーター・フォークがカメオしてますね。「こわれゆく女」つながりかな。
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