見終わってあまりの凄さに呆然。全身女優ジーナ・ローランズが全身女優を演じ、カサヴェテスが撮る。
老いを感じ始めた大女優。舞台の稽古後に若い女性の不慮の事故に出くわし……。
舞台で繰り広げられる物語…
あんまり分からなかった!
じわじわと蝕むように押し寄せる現実を、酒で無理矢理押し返す女優。17歳という最大濃度のきらめきを、死で現実に結び留めたファン。そんな象徴的なはじまりにはかなりワクワクした…
1978年製作。脚本監督ジョン・カサヴェテス。1990年にル・シネマで観たという記録がありましたが、何のお話だったのかは失われておりました。そんな事にももはや慌てることはありません。若さが何だ!枯淡…
>>続きを読むジョンカサヴェテス作品を前にすると、ただでさえ童貞力の強い僕の心がのたうち回る。
「あのね、カサヴェテス君。僕には君のやっていることが分からないんだ。今、画面に映っているシーンはどういう温度感で観…
カサヴェテス史上一番複雑である意味集大成的な映画。
ちょっと複雑すぎて俺のちんけな頭では情報が処理しきれなかった。最低でもあと2,3回は見ないとこの映画の片鱗すら掴める気がしない。
映画としては…
精神的肉体的に壊れていく舞台女優のお話。
グロリアでの最強な彼女のイメージが強いがこちらも負けてない、儚く脆い面もあるが。
ラストの舞台シーンは見応えがあった。あれほど泥酔して壊れていても、魂は燃え…
このレビューはネタバレを含みます
なんか良かったなあ。緊張感があってゾクゾクしながら観て、観終わったときにはすっきりしていた。若さがあった頃の自分と決別する一方で、老いを安直に受け入れようとしない。その過程が実生活・幻想・舞台で重層…
>>続きを読むどれが本当の芝居かわからないし、主人公はずっと限界で「あれ、今まで見てきた映画と違う?それならば自分が持っているめがねを全部はずして腰を据えて心を開いて見なければ。」と初めて思った記念の作品。限界で…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「こわれゆく女」
「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」
に続き3作目。
若い女の死と老いた女を演じるうちに若さへの嫉妬と羨望、老いの恐怖と抵抗に取り憑かれてしまう。自分を模索、表現しようにも脚本に…
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