パン

脱獄広島殺人囚のパンのレビュー・感想・評価

脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)
4.3
これは良い。まさに広島版ショーシャンクの空に。
刑務所に入れられた主人公の奮闘劇。

まず奥さんが良い人すぎて聖母マリアかと思った。 
「30年でも待ってる」とか凄い覚悟だな。勿論それ通りに待ってるのは難しいだろうが。
しかも刑務所出てきて即セックスにも応じるしなんか男が妄想する理想の女像みたいな感じがした。現代なら叩かれる女性像だね。

主人公の心の声が聞こえてくるのがわかりやすくて良い演出。
昔の邦画ってあまりこの演出使われてなくて珍しい感じがした。

しかし刑務所生活って大変だなー
もっともこの作品は50年以上も前の刑務所だが現代とは全然違うのだろうが。
所長のかんかん踊り可愛い。 
鎧の中に隠れて警察やり過ごすシーンは無理ありすぎるw
あそこはこち亀みたいなギャグシーンよね。


松方弘樹演じる主人公は相当無茶するよな。
死刑になってもおかしくないことしてるのにこんだけやって無期懲役にはならんのか。日本の司法って中々懐が広いよな。
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