龍生

白蛇伝の龍生のレビュー・感想・評価

白蛇伝(1958年製作の映画)
3.8
結論から言えば想像を超えてた。

名作とは言われていても所詮昭和33年に作られたアニメ、令和のご時世になった現在、数々のアニメを観てきた俺が鑑賞に耐えうるレベルだったとは正直思わなかった。

娯楽なんてほとんど無い様な時代にこの作品が出て来たなら、当時の宮崎駿が夢中になって観まくったっていう気持ちは理解できる。

時間は79分と意外と長く、OP始まった時にこの感じのアニメーションが79分続くのかと、早くもリタイアの予感だったのだが、その後普通に馴染みのあるアニメーションに変わった。

驚いた事は、キャラがとても滑らかに動く事。どんな感じかと言えば昔のディズニーアニメ位に動いてると思ってくれれば分かりやすい、というか完全にディズニーに影響受けてる。

そして登場する動物が普通に可愛い。ミミィというレッサーパンダのキャラとパンダが主人公の友達として登場するが、普通にフィギュアとか欲しいレベルで可愛い。

しかし昭和33年にレッサーパンダって日本で存在を知っていたんだな。
そしてパンダは何故か名前なし!呪術廻戦でもパンダはパンダだし、パンダは名前付けてもらえないのお約束なのか?

そりゃ内容としては突っ込み所も多いし、ジブリや鬼滅と比べても遜色ないとまでは流石に言わないが、これが昭和33年のアニメと言うのは凄いとしか言えない。

観る時は昭和33年に作られたアニメって事を意識した上で観て欲しい
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