今更ですが大塚康夫さんが亡くなられた事が残念です。
もしかして白蛇伝の製作陣は本当に皆さん逝かれてしまったことになるのかな?
ともあれやっと日本で最初の長編アニメを観る機会ができました。
黎明期のアニメだしお話もアニメーションもアラが多いだろうなと思ってたけど、とんでもない。
むしろ黎明期だからこそ中割りがなく逆にディズニーのようなぬるぬる動く贅沢なアニメーションと古典だからこそ含蓄に飛んだ素敵なストーリーだった。
永遠を生きる事を手放して愛する人と有限の時間を選ぶ白蛇は限りある命と永遠の命の価値の対比として今一度考えさせられた。
永遠の命はただの「時間」でしかなくなり有限になって初めて「生」となる。
やっぱり観る前と観た後で価値観に影響が出る。観終わった後に世界が変わって見える。
「いやー。映画って本当に素晴らしいですね」
って言いたくなる