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ショコラのcookieのネタバレレビュー・内容・結末

ショコラ(2000年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

1959年のフランス、小さな村が舞台の大人のおとぎ話🇫🇷

吹き荒れる強風とともにやってきた、真っ赤なマントを着た母娘。謎めいた2人は、敬虔なクリスチャンであることが求められるこの保守的な土地で暮らし始める。
⇒魔女的存在

自身の価値観を押し付けることで皆が平穏に暮らせると信じている村長と、他人の目を気にしてしてそれに従う事しかできず、背いた人を仲間外れにする人々
⇒いじめの構図

カトリックにも断食の習わしがあったとは!

マヤ文明の伝統的製法で、カカオ豆を砕くところから作るとても美味しそうなチョコレートが、店を訪れた人の荒んだ心を溶かしてゆく。
チリを入れたホットチョコレート、味わってみたい〜☕

晩年で一番幸福な一日を過ごし、眠るように逝ったアルマンドのことを、身体を労らずにこうなって後悔していると決めつける牧師たち。何も分かっていない💢
おめかししたアルマンド、綺麗だったな💄

忘れてはいけないのが、ジョニー・デップ。クセのない自然な感じがとても良いわ〜💞
彼がギターで参加している曲が入っているサントラも◎🎶

自身は疎外されていても、来る者は拒まず先ずは「受け入れる」ヴィヴィアン。その姿を通して「共存」を描いており、最後は温かい気持ちに。

村長に忖度したばかりに罪を犯してしまい、たった一人だけ最後まで受け入れられなかった人物も存在した。

エキゾチックな小物やカラフルな衣装にヴィヴィアンのセンスが光っており、そのテイストに浸っているだけでずっと見ていられるような、そんな作品だった🎥
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