私生活が変態だったことで有名な「チャーリーとチョコレート工場」の原作者ロアルド・ダール脚本。国辱的なオープニングで始まり、全編エロネタ、親父ギャグ連続の映画。
翻訳で当たり障りのない表現になっていますが、原語は女性蔑視で品性下劣なひどい会話が永遠と続きます。
ちなみに、丹波哲郎は親のコネで進駐軍のキャンプに出入りしているのを、英語が話せると誤解されてキャスティングされただけで、本編は英国人の声優の吹き替え。若林映子、浜美枝はゴジラ映画で顔が知られていたので指名がかかっての出演との事。
また、海女の役なのに泳げない浜美枝の代わりに、当時ショーン・コネリーの奥さんだった「トム・ジョーンズの華麗な冒険」でアカデミー賞候補にもなったダイアン・シレントがスタントマンとして出ているそうです。
無口ででかい用心棒は、ザ・ロックの祖父サモア出身のプロレスラー、ピーター・メイビアですね。
それにしても、ショーン・コネリーのジェームズ・ボントは第1作からずっと人として最低ですね。
本人も世間の批判をよくわかっていて、この映画の撮影中にジェームス・ボント役は懲り懲りだと引退表明をした事でも有名になった映画ですね。