takeachance

007は二度死ぬのtakeachanceのレビュー・感想・評価

007は二度死ぬ(1967年製作の映画)
-
日本を舞台にした007シリーズ第5弾。
ボンド映画で初の「宇宙空間」を描いた作品。
スペクターNo.1こと、ブロフェルドが初めて画面に顔をさらす。

映画が始まって10分も経たないうちにボンドが殺害されるが、
実はその死は偽装で、別人になりすましたボンドが日本に潜入する。
冷戦下の米ソの宇宙競争にスペクターが暗躍して
相互不信から戦争に持っていこうというのを
イギリス情報部と日本の秘密情報部が協力して
スペクターの陰謀を打ち砕くというストーリーになっている。

丹波哲郎、若林映子、そして浜美枝が登場。
丹波哲郎と浜美枝の英語のセリフシーンは吹き替えらしい。

本作で描かれる1960年代の日本が、とにかくパンチが効いている。
特に、ボンドとタイガーに奉仕する湯女たちに、
日本的な男尊女卑を感じて不愉快に思う人もいるかもしれないが、
自分は過度の日本への偏見、
特に日本女性の蔑視に大笑いしてしまった。

浜美枝の美しさよりも若林映子が
生き生きとしていたなあという印象。
そして大里化学工業のモデルは、
きっと味の素じゃないかなと推測する。

敵のアジトへの潜入に成功して
捕虜になっていた宇宙飛行士を救出するボンドが
途中からモジモジ君に見えてきた。
takeachance

takeachance