Koshii

レイダース/失われたアーク《聖櫃》のKoshiiのレビュー・感想・評価

3.9
インディジョーンズを映画館で!!

おそらく、私の洋画デビューにして、映画って面白い、楽しい!に初めて触れた作品。

父親と家のビデオデッキで、その前に二人で鎮座して、観た思い出。

インディーにそこからハマって、その後のシリーズも父親と一緒に観て、ヤングインディーの小説読んでたっけ。
ターミネーター、ジュマンジ、ザスーラ、ファンタスティック4、ダイハード。一緒に観たし、連れてってもらった。映画好きのルーツはここだ。

母親はね、ベートーベンシリーズが好きだった。シャーロットの贈り物観に行ったし、千原ジュニアが声優あててたことも覚えてる。
「あらしのよるに」も観に行った。

お父さんと観て、家族でみて、友達とみて、一人でみて、恋人と観て、親友と観て、繰り返し、繰り返して観てきた。

一人で初めて観に行ったのはたぶん、「アマンダと僕」。

覚えてる、少しずつ。思い出す、少しずつ。

大事だった。それはもう懸命なくらいに。

そして、訪れた映画館はその昔、自分がミスタービーンにハマっていた少年の頃に、「カンヌで大迷惑」を観に連れて行ってもらった映画館だって、隣で父親は教えてくれた。

この映画館は社会人になる辺りからちょいちょい通っている映画館なんですけど、館内の匂いが好き。劇場内のにおいがすき。シーンした空気のにおい。古いけど新鮮なにおい。充足感に包まれたにおい。空調の程よく効いた、快適の匂い。座面の赤色の匂い。たくさんの人たちの想いと感情の匂い。

そっか、詰まってた。大事な思い出が。
思い出の匂い。

あのメインテーマ。当時もわくわくが止まらなくて、楽しかったなぁ。そして、それを映画館で聴けて観れて、それも父親と共に。

ポップコーンにコーラですよね、インディは。二人セットを買って意気揚々。

こんなナチ映画だって当時は分からなくって、アクションシーンと冒険シーン、インディの表情。銃を撃つとこだけは覚えてた。

王道の冒険活劇なのは記憶と変わらず、初めて一緒に冒険したあの日も、今日も、私は憧れて、キラキラして、興奮して、相も変わらず映画が好きな少年のよう。

沢山観るね、これからも。
Koshii

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