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ブック・オブ・ライフのtetsuのレビュー・感想・評価

ブック・オブ・ライフ(1998年製作の映画)
3.0
TSUTAYA DISCUSS onlineが安かったので、ハルハートリー作品をまとめ借りして鑑賞。

1999年12月31日。
世紀末のNYに降り立ったキリストとマグダラのマリアは「命の書」をめぐる旅へ。彼らは「人類は救済すべきか」と自問することになるが...。

というSFなあらすじからは想像もできないほど通常運転なハル・ハートリー映画。笑
ビデオカメラのチープな映像、時代を思わせるパソコンに何とも当時の空気感を感じる。笑
どうやら"la sept arte"(=フランスのTV局)の『2000 vu par...(...で見た2000年)*』と称される世界各国の映画を集めた企画のアメリカ代表作品だったそう。
*他作に『西瓜』のツァイ・ミンリャン監督作品や『心と体と』のイルディコー・エニェディ監督作品があったとか。←どれも観てないから、全然わかんないや...。)

ホテルの予約で名前を聞かれた主人公が、「D・Wグリフィスです。」と言ったり、データ化された生命の書をパソコンで開くという描写が、個人的には好きでした。

ところで、世紀末映画と言えば、シュワちゃんが世界を救うために奔走する『エンド・オブ・デイズ』を思い出すのですが、誰か伝わる人います??笑

参考
嶺川貴子、ハル・ハートリー愛を語る「生きづらい人に共感」 - シネマトゥデイ
https://www.cinematoday.jp/news/N0099481
(本作に楽曲提供をした方についての記事。)
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