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追悼のメロディのとぽとぽのレビュー・感想・評価

追悼のメロディ(1976年製作の映画)
3.0
帰省モノ = 金持ち一家に取り入る系プロットの回想祭り × ノワールっぽさもある素人探偵モノ。回想と現在パートの行き来が、馴れるまで最初の方は頭こんがらがりそうになった。一度は、回想の中で回想まであった(すぐ終わるが)。
舞台はクルネイ、特急に始まり特急に終わる。乗ったタクシー運転手のオヤジギャグが炸裂した後に流れ出す悲哀にみちた音楽。自分に殺人の濡れ衣を着せたのは誰か?思い出に浸っては、人口増加や変わってしまった街並みを嘆く『ゼイリブ』。おまけにい、くら不意をついたとはいえ頭突き一発で相手の刺客を伸す鉄の頭の持ち主。
繊維とサッカーしかない町に新しくできたナイトクラブ"ナンバーワン"の支配人の仕事ゲット。サッカーチームの選手たちも御用達。陰謀渦巻く指示語/代名詞祭り?そこから伸びる枝木は麻薬を売りさばく販路。彼らは黙っていませんよ。じゃあ朝までモノポリーだな。
クロスカッティング。あれだけの言葉しか交わしていなくて本当に駅に来る女性すごい。朝、木の下に倒れ込む敵を見てほくそ笑む by ウィリアム・ブレイク

思っていたような渋い作品とは少し違うアッパーな内容だったけど、それなりに楽しめた。ホモという態度が嫌だ
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