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荒馬と女の仮想空間のレビュー・感想・評価

荒馬と女(1961年製作の映画)
3.7
ロマンス劇から不条理劇への転換。
男らしさと現代倫理の対立を経て、男性側が最終的には無条件に賃労働を肯定せざるを得なくなり、自らを資本主義の側に明け渡す様をやや美化して描く。ラストの男たちの狼狽のセリフに集約されている。全てを諦めたかのようなクラーク・ゲーブルの微笑みが印象的。
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