「ビリディアナ」以来のブニュエル二作目鑑賞。
その昔、「皆殺しの天使」が難しすぎて最後まで観れなかったので、自分にとっては題材の近さも相まって似た空気を感じ取れた。
不条理なのはもちろんそうなのだ…
南米の駐仏大使ラファエルと友人のデブノ夫妻は家やレストランで食事をしようとする度にトラブルが起こり食事が出来ない。
話に一貫性が無い上に内容もシュールで二転三転とする展開。
それこそが、ルイス・ブ…
どこまでが現実でどこまでが夢なのかわからなくなる。食事にありつけないブルジョワジーというのがそもそも不思議な感じ。
葬式とかセックスとか軍隊とかに邪魔されるということに、でかいテーマがあるのかなと思…
これはブニュエルのシットコム・ホラーなのか……?
つまり上品で贅沢な日常に飽いたブルジョワジーたちの、血みどろの夢
嘲笑に変わりはないけど、それにしたって自由すぎる!
エンドロールのゴツゴツバラバ…
「欲望のあいまいな対象」の後に観たので、「これもコント的なやつかー?」と思わせるようなブラックな笑いから始まった。
駐仏ミランダ共和国大使のラファエル。フランソワとシモーヌのテブノ夫妻。シモーヌの…
ブルジョワ中年6人組が巻き起こす不条理コメディ。ブニュエル監督のシニカルでひねくれた作風をシュールな笑いに転化させていてとても面白かった。アキ・カウリスマキ監督が最も影響を受けた監督の筆頭にブニュエ…
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