このレビューはネタバレを含みます
論理的なストーリーがないのにこんなに面白い映画は初めてかもしれない。
ありえないことが起きても当たり前のようになってたり、肝心なところ、気になるところが分からなかったり(電車の夢、釈放の理由、逮捕…
レストランに入れば葬儀が執り行われ、カフェに入れば怪談を聞かされた挙げ句に飯は品切れ。ようやく食卓に吸われたかと思えば、それは夢でガーッと書割が割れたかと思うと観客たちがブルジョアを笑っている。主…
>>続きを読む目的のない終わりもない「作為」。
錯乱の時間、突然の欲望、間違えた環境。
フロイトは、欲望が満たされていない時に悪夢が出てくると主張した。
全ての夢は男から発したもので、女はただの付属品。
3人…
【第45回アカデミー賞 外国語映画賞受賞】
これすごく好き!不気味な夢のシークエンスはベルイマンの『野いちご』みたい!深い意味とか考えすぎずに不条理コメディとして観るのが正しい気がする。
永遠にあ…
すごいブニュエル。『皆殺しの天使』にも通じる不条理劇なのですが、更に複雑に、さらに不条理に、さらに楽しくなっています!
ボクは複雑な不条理劇はあまり好きではありません。作家の自己満足が優ってしまい…