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ブルジョワジーの秘かな愉しみのMのレビュー・感想・評価

3.8
金持ち連中が食事をしようとすると、いつも寸での処で何かが起こり……という作品でした。

ルイス・ブニュエル監督の風刺の効いた、特権階級批判作品ですね。
夢オチの続くマトリョーシカみたいな話で、何をやって稼いでるのか全く分からないがただ権力だけはある謎の貴族達。
そんな彼らが豪華な食事にありつこうとするのだけれども、それが何故か悉く邪魔が入る。
「皆殺しの天使」程では在りませんが、これも中々摩訶不思議な作品であります。
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