食事をなん度も邪魔されるブルジョア一家
でも怒ったりなんかしない
彼らにとって食事は生き延びるために
必要なことではなくて
友人と語る間の暇つぶしでしかない。
既視感のない会話を
知ったかぶりしながら話し、笑う。
半券10mのナカマ・カゾクと呼ばれる人たちを湘南乃風みたいに『ダチ守るの当たり前やろーが』ってイキがるしか脳がねぇ。
でも結局はセックスしたいだけ。
いますぐ、いますぐ、待てない。
せっかちで、けちで、体裁しか考えてねぇ。
ドライマティーニの飲み方で
貧乏人を笑う。わたしはこの笑いが怖くて怖くて、いままでも、これからも、自分を大きく見せる。のに必死。
いつも退屈で
何かが起こるのをまってる。