Kuuta

ブルジョワジーの秘かな愉しみのKuutaのレビュー・感想・評価

3.8
「食べられない」不条理劇。暗闇を走る冒頭から暗中模索。戦争もあり、テロもあり、途上国に対する見下しも、無意味な知識マウントもある。死への不安が意識のどこかで爆発しかかっているのだが、夢か現実かも分からないまま食事を求めて歩き続ける。神父のラストの行動、キリスト教に対する目線がとてもブニュエルだなぁと思った。世代的にクレヨンしんちゃんの焼肉の映画を思い浮かべた。
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