こんなんだったっけ感。ブルジョワさん達がいつまで経っても食欲と性欲にありつけないって書いてあるんで、そう言うモノだと観てたらありつけてるし…って思って観直すと、ありつけない→ありつけた→夢オチ→歩くっていうルーティンがありました。どうでも良いですね。深そうで深くない感じが堪らないですね。なんやかんやコメディぽい癖に、幽霊はしっかりホラー顔だったし、どこから夢とか、後々考えて浸るほど、この映画を忘れなくさせる脚本が見事でした。答えを欲しがる人には嫌われそう。ブニュエル監督も初期のようなエグさが消えつつあり、71、2歳にもなれば尖り・反骨が削られ丸くなるんだなぁと実感しつつ、未だにうっすら宗教の悪口言いそうでなんで嫌いか言わない感じとか出してるけど、最早ブニュエルジョークみたいに思えてきた。私はこう言うのをずっと観てられる派。司祭が庭師の服着て挨拶すると出ていけ言われるの超面白かったです。
