オリンポスの神・ゼウスのもとに生まれたヘラクレスは、死者の国の神・ハデスの薬によって人間にされてしまい、人間界へ追放される。神の世界へ戻るため、生まれつき持っている怪力を使って、ヘラクレスは本当のヒーローになることを目指す。
ギリシャ神話の神・ヘラクレスを題材とした、王道な英雄誕生譚。
力が強ければヒーローなのか。ヒーローとは何か。ヒーローの定義をヘラクレスの成功と挫折から示す、ディズニーらしいヒーロー映画でした。
序盤から一貫して続いていく、語り部のポップでリズミカルな音楽が心地いい。
メグがいいんですよね。ディズニーの正ヒロインで、失恋ホヤホヤの色気のある大人美女枠って珍しいのでは?
メグとヘラクレス、お互いに挫折を知った者同士が惹かれ合うというのも良い。
しかし、全体を通して、唸る演出があったり、予想を裏切る展開があるわけでもなく、ストーリーの軸も並。
手軽で見やすいが、特別プッシュするポイントもなく、普通といった印象でした。