Charlie

ヘラクレスのCharlieのレビュー・感想・評価

ヘラクレス(1997年製作の映画)
3.0
結論から言うとまあまあ面白かったし、ヘラクレスとメグの声優さんも他の声優さんも好きなのですが、まずもってヘラクレスが赤ちゃんの時の絵が可愛くないのですよ。もう少し何とかならなかったのか…。
この作品が出た当時はディズニー長編アニメが「ライオンキング」までの大ヒットから「ポカホンタス」「ノートルダムの鐘」などを経て少し実験的なチャレンジに入っている時期だったと思います。この作品のあとは「ムーラン」です。この頃の作品もオンタイムで観ていますが、「ギリシャ神話はもう知ってるし…」的な感じで「ヘラクレス」だけ観なかったんですよね。絵柄もイマイチ惹かれなくて。
時を経て観てみると、まあまあ面白かったです。物語のナレーションは序盤からゴスペルとR&Bの女性たちのミュージカル形式で進むので、ヘラクレスのパワフルさは表現出来ているものの、ギリシャ神話とR&Bが合うと感じるかどうかは人の好みによる気がしました。

大人になったヘラクレスの声は、「フレンズ」でレイチェルが好きになったジョシュア役を演じていた俳優テイト・ドノヴァン。ヘラクレスの師匠のような役割を果たす半人半獣のフィルはダニー・デヴィート。ハデスはジェームズ・ウッズです。

ハデスをはじめとするヴィラン側のキャラがコミカルなので、深刻な雰囲気にはならず、終始軽めに観られます。

にしても、ヘラクレスが強くなっていく過程で倒す怪物たちのデザインももう少し工夫が欲しい。どうも「違う」感がある。この辺の作り込みも映画館に足を運ばせる作品になる要素のひとつだと思います。
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