このレビューはネタバレを含みます
物語はほぼない。ちょっと日焼けしたダリア・ハルプリン、砂まみれのダリア・ハルプリン、水に濡れたダリア・ハルプリン、ダリア・ハルプリンがただただ美しい。ラストの豪華な邸宅の爆破はただの八つ当たりのよう…
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2021/05/02 DVD
南カリフォルニアの学生紛争の真っ只中で、ヒッピー風の若者達の銃撃戦が繰り広げられるキャンバスに潜入した警官が射殺される。殺人容疑にかけられキャンバスから逃亡した男マー…
混乱のアメリカ、現実逃避、ボーイミーツガールをやってのけるアントニオーニ凄い。ラストの爆発シークエンスのアヴァンギャルド映像感。ただ、ここが中盤のセックスのモンタージュと重なるのが肝。音楽ピンクフロ…
>>続きを読む映画として、というより、脳内に染み込む系のイメージフォルム。
独立したひとつひとつのシーンをつなげたようにも見える。
同じ景色を見ていても、まるで天国と地獄。ただそれが徐々に交わっていく感じもたまら…
学生運動が活発な南カリフォルニアの大学で、青年マークは友人の助言をよそにただひとり、輪から外れた存在だった。運動の渦中に身を投じてみた彼は血の絶えない現場から間一髪で立ち去り、盗んだセ…
>>続きを読む久々に見直した。
まずカウンターカルチャーと大人たちの体制側がありました。
男の主人公マークはユースカルチャー側の学生運動やヒッピー幻想に馴染めずはみ出した男、
女のダリアはレジャー会社の秘書で…
いつものアントニオーニの作品なら、砂丘で情事に耽るシーンのあたりからサスペンスが常態化して、全部が宙に浮いたまま終わるんだろうけど、それが臨界点に達したポイントで銃撃戦や爆破によってスペクタクル化し…
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