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吸血鬼ドラキュラのABBAッキオのレビュー・感想・評価

吸血鬼ドラキュラ(1958年製作の映画)
4.0
 1958年イギリス。B級ホラーの代名詞、ハマー・フィルムの中でも金看板となったドラキュラ・シリーズの記念すべき第1作。ブラム・ストーカーの原作に基本的に沿った作品だが、クリストファー・リー御大演じるドラキュラのアップ画像のど迫力は今見ても圧倒的。ピーター・カッシングによるヴァン・ヘルシング教授とのコンビも素晴らしい。大がかりなセット、単純な劇伴とB級感満載だが、ドラキュラに吸血鬼にされてしまい、さらには婚約者も餌食になるジョナサン・ハーカーが哀れ。ホラーと不可分のエロティシズムをたたえ、その後のドラキュラ映画はある意味で本作のパロディに過ぎないとすら言える。
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