4ヶ月、3週と2日に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)- 5ページ目

「4ヶ月、3週と2日」に投稿された感想・評価

み

みの感想・評価

4.5

推し俳優関連でルーマニアの社会情勢等調べてはいたので理解はわりとできた気がしている。セットと撮り方、なによりもストーリーにリアリティがあって素晴らしかったし、今を生きる男性も女性も観たほうがいい。命…

>>続きを読む

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、わがままな友人や不気味な闇医者、気持ちの通じない恋人に振り回された主人公が、投げやりな表情でこちらを見つめる視線が痛かった。この主人公は岡崎京子の「リバーズエッジ」のハルナに近い気がする。主…

>>続きを読む
たなか

たなかの感想・評価

5.0
初めて観た時の衝撃が忘れられない。
エンドロール直前のアレ。
「観ていた」と思っていた存在から「観られた」あの瞬間。
どんなホラー映画よりもゾクッとした。
2000年代のカンヌ・パルムドールでは一番好き。ルーマニアの絶望感。ダメすぎる登場人物。ヒリヒリとするカメラワーク。

クリスティアン・ムンジウはこれ以来ファン登録♫
ダルデンヌ兄弟やハネケに似ているようで少し違うこの監督の作風すごく好み。
説明しすぎず、難解にしすぎない絶妙なラインがいい
イライラするガビツァの計算高さも良い
Osamu

Osamuの感想・評価

4.2

おもしろい。

妊娠した友人の違法中絶を手助けする女の話。

1987年のルーマニア。1989年の民主化直前の腐り切った時代なのだろう。弱者が搾取される姿が描かれる。

弱者がより弱い者から奪う。そ…

>>続きを読む

素晴らしく不愉快な映画。手持ちカメラの長回しと全体の静けさ、そして無責任な大人になりきれない大人というテーマでダルデンヌ兄弟の『ある子供』を思い出す。この作品もパルムドールを取ってるあたり、カンヌは…

>>続きを読む

『エリザのために』がとても良かったので同監督のパルムドール受賞作であるこちらも鑑賞。いや〜さらに息の詰まる重さ、女子大生の過酷で長〜い1日を描いたこちらもまた見応えあるドラマでした。

エリザの父ち…

>>続きを読む
key

keyの感想・評価

4.5

堕胎が禁止されていたルーマニア政権下での話。
望まない妊娠をした少女と、その子の堕胎を手伝う友達。
抑圧された環境のなか、闇医者に頼んで隠れて堕胎をする。映像は地味だが、ものすごく引き付けられるリア…

>>続きを読む
すあま

すあまの感想・評価

4.2
ひとつひとつのシーンをじっくりと丁寧に描いていく。長回しが多くて話の展開自体は少なめ。
結構痛々しかったりのシーンも冷たい視線で見つめているようなカメラ。
2人の女性の関係がとても興味深い。

あなたにおすすめの記事