mimitakoyaki

4ヶ月、3週と2日のmimitakoyakiのレビュー・感想・評価

4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)
3.5
独裁政権下のルーマニアの様子はなかなか知ることがなかったのですが、タバコや日用品が闇で売買されてたり、厳しい身分管理や、荒涼とした街やホテルの客室など、その当時の空気が映像の寒々しさや暗さとともに丁寧に描写されていたし、そういう時代の下で、厳しい現実にとにかく必死で立ち向かっていくオティリアに、女性としての強さを感じました。 音楽は使われてなくても、歩く速度や息づかい、タバコの吸い方、チカチカする電灯などでオティリアの心理を表し、緊張感がリアルに伝わってきました。
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