Adele

4ヶ月、3週と2日のAdeleのレビュー・感想・評価

4ヶ月、3週と2日(2007年製作の映画)
1.5
映画にハマり始めた初期の頃、ずっと昔に鑑賞して衝撃を受けた作品です
あまりの衝撃で当時、少しトラウマになったくらいです

舞台は1980年代のルーマニア
妊娠中絶が違法で罰せられる時代
望まない妊娠をしてしまった友人のために主人公が手助けをするストーリーです
手助けといったって、今と年代は違うし、ましてや違法な時代
友人のためにそこまでするの?と思うようなこともしてしまうし、観ていて実に息苦しかった…
息苦しくて切羽詰まった感じがとても伝わってくるし、居心地が悪く、まるで観ている側も悪い事をしてしまっているような気持ちにさせられます
主人公の息づかいや心臓の音まで聞こえてきそうなほどの圧迫感です…

ラスト、友人の態度に非常に腹が立ったのはわたしだけでしょうか?
あれは本当に友人と言えるのか…?

鑑賞したことをすっかり忘れていましたが、また思い出して、胸がざわついています
当時、それくらいの衝撃だった
ここまで書くともう観たくないと思うのが普通なのかもしれないけれど、不思議とまた観たくなる
機会があれば、心を強くしてまた鑑賞したいです

オススメする人を選びますが、カンヌのパルムドール受賞作品にありがちな独特の作品に物怖じしない方にはよいと思います
Adele

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