けーな

50歳の恋愛白書のけーなのレビュー・感想・評価

50歳の恋愛白書(2009年製作の映画)
3.8
これ、良かった‼︎

しかし、邦題が全然合ってない。『最悪な邦題ランキング』のトップに入りそう。この邦題だと、シニアのラブコメみたいに思っちゃうし、ジャケ写から、ロビン・ライトとキアヌ・リーブス2人の単純なラブコメだと想像しちゃうけど、全然違う。

確かに主人公は、ロビン・ライト演じる50代の女性だけど、恋愛だけを描いてはいなくて、彼女が抱えている悩みや思いの丈を、半生を振り返りながら描いた物語。

ご近所付き合いも上手で、明るく振る舞う彼女が、実は抱えているトラブルや悩みを幼少期からの日々を振り返ることによって綴っていくストーリー展開が、なかなか良かった。母親との関係や、夫と出会った時から今に至る経緯、薬に走ったときのことや、病気のこと、さらには、老いた夫との暮らしや、娘との確執、トラウマになってる夫の元妻…。

それに、なんと言っても、この映画の凄いところは、キャストがすごく豪華なこと。特に、女優さん達が、とても豪華。しかも、綺麗な人ばっかり。

私が、なりたい顔第1位と言ってよいロビン・ライトが主演。その若い頃を演じるのが、これまた、美しいブレイク・ライブリー。確かに、この2人似た雰囲気があるから、若い時と歳取ってからをこの2人が演じていること、大成功だと思った。お母さん役は、マリア・ベロー。娘は、ゾーイ・カザン。ウィノナ・ライダーやジュリアン・ムーアも、なかなか重要な役どころ。そして、まさかのモニカ・ベルッチが、この役で、こんな展開なの⁈と、ネタバレになるから言えないけど、このキャスティングには、あっぱれとしか言えない。

もちろん、男優さん達も良かった。アラン・アーキンとキアヌ・リーブスが、はまり役だった。

このタイトルで、観るのやめてる人多いだろうなぁ。邦題変えて欲しい。
けーな

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