ロボットマン

桑港(サンフランシスコ)のロボットマンのレビュー・感想・評価

桑港(サンフランシスコ)(1936年製作の映画)
3.9
街の有力者が惚れ込み奪い合うほどの美貌と歌声を持つメアリー、火事で仕事を失いパラダイスのオーナーであるブラッキーに出会うまでどこに隠れていたのか…
というくらい火事を転機に陽の目を浴びる。
傲慢さもあるが自分を偽らずさらけ出しているブラッキーにはそれほど嫌悪感は無かった。
逆にメアリーは基本的に良い女なんだけど、行ったり来たりという軽さが少しイラッとくる。
そして嫌な女かと思ったらそんなことはなかったデラ(だったかな?)には幸せになってほしい。無事なのか分からないけど。
歴史には暗いので1906年に実際に大地震があったのを知らず
唐突な地震で面倒な要素を片付けつつ、地震がブラッキーを改心させる便利な理由付けにされているように感じてしまったけど
それを差し引いても、大地震の迫力はとてつもなかったしいい映画だった。