きよぼん

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 インターナショナル・ヴァージョンのきよぼんのレビュー・感想・評価

4.0
20年ぶりに2回目の鑑賞。1回目に比べて今回は、自分でもビックリするくらい、ストンと頭の中に入ってきました。

正直に言うと、20年前の1回目のときは、あまり内容がわからなかった。いや、わからなかったというか、つかめなかったというところでしょうか。

20年前に比べて今の自分の生活はネットと切り離せなくなりました。それゆえに、ネットについて思い考えることがあります。1回目は何かえらい自分たちと関係のない未来の話だなと思っていたのが、自分のネット体験を踏まえた2回目は、この作品を自分事として「実感」できたように思います。やっと自分が作品に追いつけたというところでしょうか。

面白い作品ではありますが、こまけーこたぁいいんだよというノリで設定説明少なめ、そこがいいんだよ!という人がいる一方で、ウザイと感じる方も少なくない哲学的台詞もいっぱい。ちょっと、とっつきにくい要素もある作品でもあります。

そういう方はスカーレット・ヨハンソンの実写版をごらんになるといいかも。実写版はこの作品を観たあとで考えてみると、入門編としてよくできてます。
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