第57回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。
ジャファル・パナヒ監督作。
テヘランを舞台に、複数の女性が送る一日を描いたドラマ。
イラン映画界を代表するジャファル・パナヒ監督による社会派ドラマの傑作。…
挿話と挿話の継ぎ目が引くほど綺麗。それまで主役であった人物が一度でも画面外へ行ってしまえばもう一切画面には映されない、冷酷。ラストはまあパナヒなんで輪をかけて構造的で、各人物の誰もがここ(国内)に閉…
>>続きを読むチャドルと生きることは隠れて生きることを意味し、イランの女性たちがそれぞれの事情に追われて生きる姿を過酷に描く。人としての尊厳が認められない状況、何一つ解決の糸口が見えない数々の問題を立て続けに見せ…
>>続きを読むイラン国内でよくこんな映画が撮れたな...と驚嘆するほど、かの国で人としてあまりにも下等に見られている女性達の絶望的な状況を描いており、ヴェネツィアで金獅子賞獲得も至極納得。英語の原題に「Circl…
>>続きを読むある一日のイランにおける女性の不遇な扱いが描かれるジャファル・パナヒ監督作品。
登場する複数の女性がリレーのように物語を繋いでいく。リレーというよりかは巡り巡っての方がいいかもしれないけど…
女の…
このレビューはネタバレを含みます
イランという国で女性が生きる上での理不尽さ、不便さが題材。
鉄扉を隔て交わされる会話で始まる。
最も祝福される出産という出来事の割に不穏な空気が漂う。
女の子は望まれていない訳だが、生まれた瞬…