ぴんじょん

ゴースト・オブ・マーズのぴんじょんのレビュー・感想・評価

ゴースト・オブ・マーズ(2001年製作の映画)
4.0
カーペンター節は、楽しめる人だけのもの。

さすがジョン・カーペンター。

B級魂が息づいています。

火星を植民化したら、そこにいた幽霊が植民した人々に取り付いて、お互いに殺しあいさせちゃう。
まあ、ゾンビ化みたいなもんですね。

というわけで、調査に来た軍人さんたちを追い回します。

言うまでもなく、多勢に無勢の攻防戦は、傑作B級映画『要塞警察』と同じ構造。
舞台を火星に持ってきて、ちょっとSFアクション調にしただけ。

考えてみれば、カーペンターってこんな作品ばっかりでしょ。
狭い空間の中に閉じ込められ、敵と戦いながら脱出する。

本作は2000年代の作品であるにもかかわらず、なまじ良い格好をせず、カーペンターが、自分の資質をぶつけた感じの潔さがいいのです。

音楽も登場キャラクターにぴったりのヘビメタ。
え、カーペンター作!?

安っぽさ通俗っぽさにぴったりマッチだぞ!

評価は低くてもよろしい。
楽しめる人だけが楽しめばいいのだ。

610-1
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