アキヒロ

ドーン・オブ・ザ・デッドのアキヒロのレビュー・感想・評価

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)
3.3
数々のゾンビ映画の中でも、
・噛まれて感染
・ショッピングセンターに立て篭もる
など、わりと典型的な流れを楽しめる。

・ゾンビが全力疾走できる
というのは、わりと新しいゾンビ映画の潮流で、
その方が危機感があるという理由でわりと多い設定。
最近はこれに「音に反応して襲ってくる」「体力が無限」「首を胴から切り離さないと死なない」などさらに絶望的要素が加わっている。

・噛まれても、その人が生物学的な死を経ないとゾンビ化しない
という部分がこの映画の特徴で、噛まれても猶予期間があるため、わりと中盤呑気なチェスシーンや賭けシーン、ゴルフシーンが挟まれている。

こういうオーソドックスなゾンビ映画を見るたびに思うが、
ゾンビ映画はわりとどれだけ「個性的な死に様」が描かれるかで面白さが決まる。
人間の情を触発するような悲しい死、
詩的な死が描かれると見て良かったなと思う。

本作も妊婦の妻がゾンビに噛まれ、夫が必死に他の者たちに気づかれないよう匿いながら出産させようとするシーンが良かった。

さすがにトラックの後方に取り付いたゾンビを殺すためにチェンソー回した挙句、揺れて仲間を切り殺したのはワロタww

終わり方も予定調和。
アキヒロ

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