このレビューはネタバレを含みます
走る系のゾンビ。
ロメロ版から、ショッピングセンター立て篭もりのプロットを拝借した、似て非なる作品。
ゾンビ自体は走る、脳を破壊されたら死ぬ、ゾンビに噛まれたらゾンビになるが、自然死した死者が蘇ることはない。
ゾンビは人を食べるというよりも、人を噛むといった感じ。
ザック・スナイダー版の素晴らしいと思う所は、ゾンビディザスターの始まりを凄くカッコよく描いてくれたってとこかと思っていて、早朝ふと目覚めると、顔を激しく損傷した少女(ファーストゾンビ)が家の中に侵入してきていて、夫が少女に襲われて絶命、直後に夫が蘇りアナに襲いかかってくる、なんとかしのいで家から脱出すると、外は混沌の極み、隣人が寝衣のまま襲撃者(ゾンビ)に向かって発砲、アナにも銃を向けて来る。次の瞬間その隣人を救急車が跳ね飛ばす。アナは車に乗って襲撃者を振り切りその場を離れる。上空からの俯瞰映像になるといくつもの煙が上がり、もう世界は駄目なんだなぁって理解できる。
ここまでが秀逸。
軽いノリで視聴できるホラー映画。