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ドーン・オブ・ザ・デッドのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

ドーン・オブ・ザ・デッド(2004年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

『ゾンビ』のリメイク作品。

ジョージ・A・ロメロの『ゾンビ』を元にしているだけあって、ゾンビ映画の基本は一通り揃っている感じ。(仲間の感染や人間の邪悪さなど)
特殊メイクや撮影技術に関しては格段に進化していますし、ゾンビが走るなど現代的な解釈も入っていて、ゾンビ映画初心者には見易くて丁度良い作品かなと思います。

ただ、良くも悪くもオーソドックスな作りの分、個人的には物足りなく感じる部分もありました。
登場人物が似たり寄ったりで、もっと多様性が欲しかったし、ゾンビを銃で撃ち殺してばかりの脳筋映画になっているのも残念だったなと。

ジェームズ・ガンが脚本をやっているなら、せめて変人orオタクキャラを入れて欲しかったし、女性キャラにもバリエーションが欲しいところ。
アクションだけでなく、サスペンスで見せる場面があっても良かったし、モールにある商品を改造してオリジナルの武器や罠を作る様な、ユーモアがあっても良かったかもしれません。

まぁ、ガンはあくまで脚本なので、この辺のバランスはザック・スナイダーに依るところも大きいのでしょう。
どうせならジェームズ・ガンの監督作として見たかったし、いつかジェームズ・ガン監督作によるゾンビ映画も見てみたいものですね。
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