【昔観た映画の備忘録】
ゾンビ映画というと、ロメロゾンビより先に今作を筆頭とした「走るゾンビ」から入ったクチなので、アクティブなゾンビにあまり抵抗は無いタイプ。
最初観た当時は名前すら知らなかったが、監督がザック・スナイダー、脚本がジェームズ・ガンと、後にアメコミ映画で名を馳せる二人が関わっていて、ゾンビのスピード感に合わせたかのようなテンポのいい演出と今よりなお尖ってたころのジェームズ・ガン印の悪趣味描写の連発で、ハイテンションで楽しい、オリジナルとはまた毛色の違う傑作に仕上がっている。物語上全く不必要なおっちょこちょいで人が死んだり、出産シーンが最低最悪な結末に向かっていったりと、とにかく悪意に満ち満ちていて、そらこんな脚本書いる人はディズニーに怒られてしかるべしという感じだ。個人的には、ガン監督にはまたこういう悪ーい作品を作って欲しいけども。
登場人物たちのキャラも立っているし、物語も単純で分かりやすく、面白いゾンビ映画は？と聞かれたらまず思いつく作品の一つだな。
