イスラエル人児童書作家
ウリ・オルレフ作
"壁のむこうの街" の映画化。
ナチスによる人種選別から逃れるため
たった一人
ある廃墟に潜み続けた少年のお話です。
何度も何度も何度も
危ない目に遭うんですよ。
たまに人に出会っても
すぐに別れてしまうし。
でも
フィクションでありながら
実は半分自伝でもあるそうで。
エンタメ作品として観ると
同じピンチの繰り返しにちょっと飽きる…
なんて思っちゃうんですけど
本当に毎日
少しでも気を緩めたら
簡単に殺される日々だったんですよね。
ハラハラが続きすぎて
ちょっと疲れてしまったのと
子役の演技が
やたらと大人に見えてしまったのとで
お勧めの一本!とまではいかないものの
ナチスによる迫害映画初級者でも
あの頃の
ポーランド人とユダヤ人の立ち位置を
画で感じ取りやすいと思います。