ひたすらに娘と母の衝突を会話劇で描いた映画。他のベルイマン作品と比べて、大女優2人(イングリッド・バーグマンとリヴ・ウルマン)の顔面を画面いっぱいに捉えた、クローズアップショットの応酬が際立つ。
終…
こんな恐ろしい話に「秋のソナタ」というタイトルをつけるの凄いな。
ベルイマンはあまり見れていないけど、表情が垂直に交差するベルイマン・ショットの中でも一番スリリングだと思う。
「愛した人が家族だった…
ノルウェーで撮影されたという透明感のある素朴な画像。
イングリッド・バーグマンとリヴ・ウルマン、二人の大女優の表情だけでほぼ話が完結していく。バーグマンの恋多き人生に似せたようなピアニストである母…
凄い作品に出会ってしまった。
母と娘の愛憎のぶつけ合いのみで完走する凄まじさ。
最後まで緊張感が一切失われない気迫。もはや芝居の域を超えた何かが映ってる。魂の咆哮とはこのことだなと。
まさに血を分…
母、娘の演技合戦がヤバい
何か、人間の普段ひた隠しにしている底の部分を見てしまったような衝撃がある
何回見ても同じような衝撃がある
いやもしかしたら、そんな風に秘め事を見てしまったと思わされてしまう…
ヘレーナを蔑ろにしている訳ではないのだろうが、その存在が忘れ去られた様なエヴァとシャルロッテの愛憎をぶつけ合う様は親子という厄介な絆の所為で、与える事をせず、求めるものの業の深さを露にしている。
…
本作は、イングマール・ベルイマンとイングリッド・バーグマンが組んだ名作「秋のソナタ」だ。「冬ソナ」ではない。
バーグマンはこの時癌を患わっていて、本作の出来に満足し、引退作としているほど、大スター…