ミミック

網走番外地 悪への挑戦のミミックのレビュー・感想・評価

網走番外地 悪への挑戦(1967年製作の映画)
3.5
シリーズ9作目は、鬼寅(嵐寛寿郎)親分のつてで九州の保護施設で働くことになる橘真一(高倉健)と寮生との熱い絆や、働く女性とのロマンスを描いた熱血学園教師もの。
まず赤字で画面一杯にでかでかと高倉健と写すクレジットで掴まれる。
若い谷隼人、石橋蓮司、前田吟らによる全く様になってないウエストサイドストーリーのでき損ないの様な指鳴らしが、度々現れては妙なおかしみを醸し出す。
橘「キチガイ病院じゃないんだから」w
寮生の就職祝で鬼寅が掻き鳴らす太鼓とカメラワークが躍り狂ってて吹いたw
オカマちゃんや由利徹ら常連組のカメオ出演が楽しい。威勢よく博多弁を喋るトラック運転手の田中邦衛は何で声が枯れてるの(笑)
やはり健さんが刀を持つに至る背景と覚悟があるから、一太刀に重みと凄みと悲しみが出るんだな。
祭りのシーンで今作の予告看板が一瞬写り込んでたのは意図的か?
ラストの
橘「いやあ、暑かったですね博多」
のやせ我慢がもう沁みて沁みて。
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