"大統領になるより、マフィアになることが憧れだった”
という名文で始まるギャング映画の傑作。
思っていたよりドライな内容だったけれど、多方面で評価されているのも頷ける作品でした。
140分という長尺ながらテンポが良い。そのエッセンスを凝縮させた「メリークリスマス!金をくれ」とかいうナイスな台詞も出てくる。
テンポも良ければ音楽も良い。事件の”後日談”を描いたシーンやエンドロールで『いとしのレイラ』の静かな後半パートを使うセンスは脱帽。
そして。
Creamの『Sunshine Of Your Love』をBGMにデニーロ扮する凶悪ギャング、ジミーが男をただ見つめるシーン。
”ハリウッドスター”と”ギャングスター”が見事に二重露光していて、心に焼きつくほど眩しかったです。最高。