このレビューはネタバレを含みます
イケイケのギャングと、その没落を描いた本作。
実話ベースということで私好みな内容。
こういった物語でありがちなヤク中描写もあり、そのまま堕ちていくパターンかなと思った。
が、それはキッカケにすぎず段階を踏んで没落していく描写が良かった。
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主人公よりも、イカれた役のトミーに終始ヒヤヒヤしていた。
銃を抜くタイミングが秀逸で、「キレるか…?」と思いきやキレないし、逆も然り。
自分の周りにも気性が荒いというか、沸点がわからない人がいてまるでその人を見ているようだった。
それほど役、台本がハマっていたんだと思う。
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デ・ニーロ演じるジミーも良かった。
物語中盤当たりで口封じの為に仲間を次々に殺していく場面、バーカウンターで不敵な笑み・ウインクをするジミー。
それにあのタバコの吸い方。
このシーンのデ・ニーロは抜群にカッコ良かったです。