“仲間を売るな 決して口を割るな”
ギャング映画の代表作のうちの一本。
【ゴッドファーザー】とは少しテイストの違う路線で、どちらかと言えば【スカーフェイス】のような感じ。
とにかくロバート・デ・ニーロが格好良すぎる！！
若い頃から貫禄の出る歳までの圧倒的な存在感と行き様を見事に演じている。
【レナードの朝 】や【マイ・インターン】の役柄と同一人物とは思えない凄みがヤバい。
本編は実話に基づいた話ではあるものの、観る者を飽きさせないテンポ感で、グイグイとギャング界のカオスさとファミリー、そして裏切りや落とし前のソレらに引き込まれて行く。
共感や同情と言った感情はほぼ得られないが、男臭い見栄や履き違えたプライドの張り合い、妙な絆などなど、その世界にしか通らない筋が脈々とこんがらがっていて興味深い。
【リーサル・ウェポン】シリーズではコミカルな役柄だったジョー・ペシの生き様がとにかく鬼畜でヤバ過ぎる。
冗談の通じないヤバい奴が、冗談ばかりを喚き散らかす怖さと言ったらもう、、、周りはどうしたら良いのかわからなくなわな。
役と雰囲気がマッチしてて尚更そのヤバさを押し上げている点が見どころの一つでもあるかも知れない。
個人的にはアル・パチーノの【スカーフェイス】の方が映画としては好きだが、デ・ニーロの演技と存在感がこの作品のスコアの大半を占めている。
