キービジュアルのイメージから重厚なマフィア映画なのかと勘違いして、鑑賞に二の足を踏んでいたが誤解だった。いい意味で軽妙なクライムエンターテイメント。大好きなウルフオブウォールストリートはここからはじまってました。
モノローグを多用し、たったかたったか進んでいく感じはそもそも小気味がよい。そんでもって終盤のヘンリーが追いつめられていくシークエンスの疾走感はより凄まじく、演出のギアチェンジとはまさにこれ。なるほど、グランドセフトオートの源流はここか。
洋画素人の私なのでデニーロくらいしか顔名前が一致していない状態だったんですが、あんな大勢のキャラに混乱もせず、置いていかれることなかった。実は相当丁寧なつくりなのかと。
そしてもう、なんてったってジョー・ペシのトミー。高音早口でまくしたて、殺しまくる。明らかにヤバいやつ。大人になってからの初登場シーン。フル尺で漫談しといて、「オモロい奴やね」と言われたら「え？は？？どこがだよ！なめんな！！言ってみろ！！！」ときた。適当にいなしたら、はっはっは！冗談だよーだってさ。冗談ならブラフうますぎてそれはそれでよりヤバいだろっていうくらいの緊張感。
ていうかホームアローンのチビの方の泥棒なのか。しかも同時期なのか。エグい。すごすぎる。
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上記したジョー・ペシの漫談ブチ切れシーンはティザー的にNetflix公式が YouTubeにアップしていた。やっぱり印象的なシーンなんだね。
ていうか調べたらこれアドリブらしく、ジョー・ペシ自身もヤバめの人だから素でブチ切れたんじゃないか？と周囲の緊張感もガチ説があるらしい。なんてこったい。
https://youtu.be/bx0Yo2YNPhU?si=uSBfIfZ9-Ni2MlHK
