マリオ・バーヴァ監督の最初にして異端のデビュー作ですが、個人的には『呪いの館』か本作が彼の最高傑作だと思ってます。
そんな本作は怪奇要素マシマシのイタリアンゴシックホラーですが、時代的にもやはり、ハマーのドラキュラやフランケンシュタインのような雰囲気を感じられました。僅かながら影響を受けているようでもありますが...。
悍ましさや気持ち悪さなど、これぞホラーといった演出が非常に綺麗に決まってて、所謂"古典ホラー"というものの典型例とも言えそうな作品でした。
白黒の良さを最大限に活かした作品だったようにも思います。