ケイスケ

山形スクリームのケイスケのレビュー・感想・評価

山形スクリーム(2009年製作の映画)
2.3
出身の山形県が舞台の作品…ってだけで竹中直人監督の映画を初鑑賞。公開当時、やはり地元の映画館はかなり混んでおりました。

山形は山形国際ドキュメンタリー映画祭で傑作『アクト・オブ・キリング』などが賞を受賞したり、庄内映画村では多くのロケが行われたり…と実は映画事業が盛んな土地。山形が作品名に入っている本作は大いに期待。

まず女性キャストメインのホラー映画の醍醐味の一つとは何か?それはもちろん女の子が悲鳴をあげたり、恐怖に慄き殺される姿にあると思います。本作は成海璃子や桐谷美玲をはじめ、多くの女子高生が登場しますが…。

殺されるのは、温水洋一!六平直政!!田中要次!!!誰が見たいんだこいつらの死に様!いや、まあ少しは楽しかったけどさ。あと落武者役には竹中直人本人と石橋蓮司。なんなんすかこのハゲ率…。

この映画、みんな殺される時に「ものすげー痛ぇー!」って言いながら死ぬんですよね。それ竹中直人のネタじゃねーか!いや、実際には死なないか。なんか知らんけどゾンビになるんです。何で??

様々な映画のパロディがありますが、ベタすぎて反応に困ります。綿アメを4つ買おうとして「2つで充分ですよ!」って断られる『ブレードランナー』ネタとか。タイトルになってる肝心の『スクリーム』は何にも関係無いけど(笑)

鶴岡市でロケをしたらしく、羽黒山の山道など見た事のある景色が出てきたのは嬉しいです。なので山形県民は見ときましょう。山形以外の46都道府県の方はもっと良い映画を見た方がいいでしょう。